ファッションアイコンとして長年愛される、オードリーヘップバーンの魅力

唯一無二の存在感

オードリーヘップバーンがデビューした1950年代の当時。ハリウッドで女優といえば、マリリン・モンローやエリザベス・テイラーなど、グラマラスでセクシーな女性たちが人気を得ていました。

一方でオードリーは、グラマーな女優たちとは正反対。スリムな身体とそれにフィットするクルーネックセーターや丈の短いパンツスタイル。加えてバレエシューズのようなフラットシューズを身につけたオードリーは、唯一無二のファッションアイコンとして大衆に受け入れられたのです。

その完成されていながら、実態のない妖精のような軽やかさを持つ肉体は、多くの人を虜にしました。かのサルヴァトーレ・フェラガモも「オードリーヘップバーンの長くて細い脚は、彼女の身長に対して完璧な比率だった」と語っています。